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ネタバレ 部屋

主に映画のネタバレと感想を好きなように書くブログです。

ツリーオブライフ The Tree of Life(2011)

 

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決定的な事件や事故がなくても、多かれ少なかれ誰もが過去を思い出し、

「うおー、なんであんなことやっちゃったんだろうー!」とか

「んん、いま思い出しても腹立たしいな。」とか

あるでしょう。

今作はネタバレしようにもできないような作品なんだな。物語になってないっていうか。そこが良いんだけど。ザ・テレンスマリックって感じ。

 

以下ネタバレ。

 さっきも言ったけどネタバレしようもない映画。

だって物語の中身がない

主人公ジャックは社会的に成功した中年。でも最近活力が湧かない。(ほれ、にんにく卵黄)

最近、昔の事をよく思い出す。

ジャックは3兄弟の長男。

母は、超優しい。父は、超厳しい。この温度差を食らいまくった幼少期をひたすら描く。

たまに地球創世の映像とかもまじえて壮大な感じにして。

 

母との交流はめっちゃキラキラしてて、ハッピーな感じなんだけど、

父がいると一瞬にして凍り付くっていうか、糸がピーンと張り詰めた感じの画になる。

厳格な父の存在ってまさにこの画のとおりだな。うちもそうだったから納得してしまう。

父の機嫌を伺うところとか、「やばい、怒ってる・・・。」て時に母と目配せするところとか。

で、反抗期突入する。

 

最後は(というか中年ジャックの脳内整理終盤では)、父をひとりの人間として認められるようになるんだよね。

小さいころは、母は母という生き物、父は父という生き物、って感じでひとりの人間として切り離して考えられない。これはみんなそうだと思う。

で、ジャックは脳内整理の結果、「父さんもいろいろあるよね。人間だもの。」的な演出でさらーっと幕引き。

 (中年になるまでそれに気付かないかー、と思ったけど。)

 

この映画の醍醐味は、なんといっても映像なのだ

撮影監督は、今では世界一と評されるエマニュエル・ルベツキさん。ゼログラビティとかバードマンとか。

もうね、写真展のような映画。ワンシーンワンシーンが強烈すぎる。なんでこれで オスカー獲れなかったんだろう。不思議。

何度も言うけど、この映画、内容はない。だが、映像は超一流。写真好きな人とかは楽しめるんじゃないかな。

でも、内容ないから人には勧めないけど。

 

 

その他の特筆。

モルダウと映像の融合。

外国人の子供可愛い。

子役の演技の恐ろしいこと。