ネタバレ部屋

映画のネタバレと者の拙い感想文です。

野生の証明(1978) ネタバレ

 

 

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健さん亡くなった当時に、連日のように追悼特集で垂れ流していた映画群のなかのひとつ。薬師丸ひろ子のデビュー作でもあるということで期待して観たら、ものすごくどうしようもない映画。なんだこの左に偏りまくった脚本は!!

まぁ、当時はアメリカもニューシネマ時代全盛期で反体制ものが主流だったからね。それにしても脚本がお粗末すぎだし詰め込み過ぎだしで、困った困った。

「国家も、自衛隊も、資本主義の勝者も、全員siね!」みたいな作者の声が聞こえてきそうな構成で、途中から若干イライラして観ていた。

全然オススメできないので、観なくても人生になんの影響もしません。むしろ、観た方が負の影響を受けるかもしれません。

 

以下、ネタバレ

高倉健は、自衛隊の秘密組織である特殊部隊に所属。しかも、その中でも猛者。

ある日、超絶ハードな山での訓練中、空腹と疲労でダウン。通りかかったオネエちゃんに食料をもらう。オネエちゃんは近くの山村に助けを求めに行く。

超不運なことに、オネエちゃんが助けに求めに行った村で大量虐殺事件が発生。オネエちゃんも犠牲になる。

唯一の生存者である薬師丸ひろ子は、ショックから記憶を失ってしまい、「青い服の男」と呟くだけ。

 

1年後、高倉健自衛隊を除隊して、保険の外交員として働いていた。そして、薬師丸を養子に取り一緒に暮らしていた。特殊部隊は、いまも秘密組織なので現役隊員が高倉の生活を監視している。

 

ある日、保険絡みの事件で関わるようになった地方新聞の記者。その記者は、なんとかつて高倉健を助けたオネエちゃんの双子の妹だった。高倉健と双子の妹は、惹かれ合っていく。

 

村の虐殺の真犯人を高倉健とにらむ刑事(夏木勲)。ストーカー張りの捜査。

高倉と双子が調査する中、どうやらその事件は保険金殺人で地元を牛耳る大企業が一枚噛んでいることがわかる。

 

一方、なぜか予知能力に目覚めた薬師丸。専門医に診せたところ、どうやらその根底には高倉への憎悪がある。実は、高倉健は村の虐殺事件の時、発狂して皆殺ししている薬師丸の父を止めるため、薬師丸の父をやむなく殺めたのであった。

 

ある夜、「お姉ちゃん(双子の妹)が殺される!」と薬師丸の予知能力発動。

双子の妹のところに行くと、強姦されて殺されていた。大企業の息子の仕業。息子、高倉健を襲うが、あっさり返り討ちで死亡。すかさず逮捕する刑事のタイミングの良さ。

薬師丸の記憶は完全に戻り、高倉を憎む。

 

警察に捕まり秘密組織の存在がバレることを危惧した自衛隊は、高倉・薬師丸・刑事をまとめて始末しようとする。

自衛隊と対決することになった3人。刑事はトラックで戦車に突っ込み自爆。薬師丸も撃たれて高倉健の腕の中で息絶える。

薬師丸の亡骸を抱え、戦車の大群に立ち向かう高倉健。幕引き。

 

 


感想

薬師丸、死ぬんかい!

特殊部隊をここまで秘密にする理由が最後までまったくわからず困り果てた。

というか、3人始末するのにどんだけ人員使ってんだ。ランボーか。

物凄く、自衛隊が悪者みたいな描き方ですよ。相当嫌いなんですね、作者は。そういう私情みたいのがビンビン伝わってきて物凄くイライラしてしまった。

組織の問題を炙り出したいなら、ただ嫌ーいじゃなくて、ロジカルに展開してくれ、コノヤロー!それが、脚本家の仕事でしょうよ。

 

唯一の見どころは、大企業の息子役の舘ひろし

かの舘ひろしから漂う小物感。他ではきっと見れません。

 

その他の特筆

まったくなし。