ネタバレ部屋

映画のネタバレと者の拙い感想文です。

エグザム EXAM(2009) ネタバレ

 

 

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密室心理合戦系。

合格すれば巨額の年俸で雇用契約。そんな有力企業の最終試験に残った8人課せられた謎の試験。

警備員が見張る密室で、配られた白紙の試験用紙。そもそも問題が不明。

 

ルール①、警備員と試験官に話しかけたら即不合格。

ルール②、試験用紙を損なえば即不合格。

ルール③、部屋から出たら即不合格。

 

試験官「質問は1つ。答えも1つ。何か質問は?」

みんな「・・・。」

制限時間は80分。試験官は部屋を後にし、試験開始。さて、どうなることやら。

 

オチは、正直微妙。と、とんち?

もちろんラストにネタばらしがあるので、ネタバレは自己責任でよんでくだちい。

 

以下、全編ネタバレ

謎の巨大企業の最終試験に集められたお互い面識のない8人。

試験問題も分からぬまま最終試験が始まる。

 

以下、受験者8人。

①白人♂

②黒人♂

③インド系♂

④眼鏡♂

⑤眼鏡♀

⑥アジア系♀

川原亜矢子似♀

⑧金髪♀

 

初っ端、アジア系が試験用紙に自己PRを書き始めて不合格。

 

白人が仕切り始め、取りあえず問題を見つけることだけ協力しようと提案。みんな賛同。

試験用紙を光に照らしても何も出てこない。違う光源があるのではと黒人が閃く。室内の灯りをすべて破壊して緊急事態を演出すれば点くのではないかと懸けに出る。

すべて灯りを破壊すると、ブラックライトが灯る。しかし、これにかざしても問題は浮かんで来なかった。ブラックライトを破壊すると次は赤外線に。これもまたハズレ。

不合格のアジア系の試験用紙を実験台にしてトレースしたり濡らしたりするもまったく見当ハズレ。

あーだこーだ言ってると、まったく輪に入ってこなかった眼鏡♂がフランス語で急に話し出す。

眼鏡♂「曇りなき眼で見ろ。」(眼鏡♀訳)

不審に思う一同。

 

手詰まりで、お互いを探り合っていると、この会社は世界中でパンデミックを起こしたウイルスのワクチンを開発し巨額の富を得た製薬会社だと判明。川原亜矢子似の恋人がウイルスに侵されていることもわかった。

 

川原似は警備員のポケットを探り、ライターを見つける。スプリンクラーから現像液が出るのではないかと推理した黒人、川原、白人は試すことに。ライターがスプリンクラーに届かずもたつく川原に白人は、アジア系の用紙と見せかけて川原本人の用紙を渡し、火を着けさせる。これにより、川原は用紙を損ない失格に。

結局スプリンクラーからの水に濡らしても何の反応もなかった。

さらに、白人は眼鏡♂を誘導して用紙を破かせ失格にする。

一連の行動にみんなから反感を買う白人。

 

質問が分かったという白人。しかし彼の挑発から諍いになり、黒人は白人を殴り倒し椅子に縛り付ける。

目を覚ました白人は、定時に薬を飲まないと死んでしまうと騒ぎだす。質問を教えれば飲ませるという条件を受け入れる白人だが、薬を誰かに盗まれていた。再び気を失う白人。

 

お互いが会社の回し者ではないかと疑心暗鬼になる一同。とうとうインド系が眼鏡♀を椅子に縛り付け尋問を始める。拷問まがいのやり方で尋問を進めるが、回し者ではないと察したインド系は眼鏡♀を解放する。

 

白人が痙攣をはじめいよいよ危険な状態になってきた。薬を盗んでいたのはインド系でそれを眼鏡♀が見破る。薬をインド系に飛ばされ排水溝に落ちてしまう。助けを求めた眼鏡♀は″話しかけた″と見なされ失格に。なんとか金髪が薬を取り、白人に飲ませる。意識を取り戻し解放された白人は、「質問は存在しない。」と言う。生き残った者が勝者であると主張する。

警備員の銃を白人と黒人が取りあい、黒人が手にする。白人に向け引き金を引くが反応しない。指紋認証型のトリガーだった。

黒人から銃を奪った白人は、警備員に銃を持たせたうえで銃口をインド系に向け退場させる。黒人を退場させようとするが、金髪は黒人と示し合わせ部屋を消灯させる。勢いで白人は黒人を撃ってしまう。

部屋の明かり点くと、部屋のタイマーは時間切れを示していた。

俺が答えだと主張する白人。実は金髪はタイマーを細工しており、まだ時間内。白人は″話しかけた″として失格に。

 

金髪は、眼鏡♂の「曇りなき眼で見ろ。」という言葉を思い出し、再度試験用紙をガラスで拡大してくまなく見るとそこには「Question 1.」の文字が。

走馬灯のようにこれまでのことを思い出し、やってきた試験官と眼鏡♂(実はCEO)に白紙の用紙を渡す。

金髪「質問はありません。」

試験問題は、試験官が冒頭に言った「質問はないか?」だった。

 

撃たれた黒人も弾丸は細胞再生を促す薬であり一命をとりとめる。

金髪は、採用決定!で幕引き。

 

 

 


感想

まさかのトンチが試験問題だったとは!

そこに驚愕してこれまでの心理合戦がすべて霞む。

こんな幕引きのために1時間半も引っ張ったのかと。しかも、引っ張ってる間の心理合戦がなんというか無個性なありきたりな展開。特に緊張感高まるシーンもないし、暴力描写もパンチがない。良い奴が脱落する悔しさもない。自信満々のトンチラストまでなんとか引っ張った感が否めない。

 

眼鏡♂の怪しさが半端ない。一目でこいつ会社関係者だろって思ってしまう捻りのなさ。案の定CEOだったが、やっぱり感しかなかった。

そして、いいとこどりの金髪の女。試験内容が気に食わないと一旦は就職を渋る。黒人が生きてると分かるとやけに横柄な笑みで「はじめましょう。」と採用に乗る。

お、おまえ、ほとんど傍観してただけやんけ!(白人にも指摘されている)

 

なんだか腑に落ちないんだよね。何もしてない金髪よりも相応しいやついたのではないかな。川原亜矢子似のお姉ちゃんとか。

もっと感情移入させたり、応援したくなるようなキャラに描いてくれれば・・・。なんの行動もしてないし、背景も見えないし、ラストでまともにしゃべったと思ったらCEOに上から目線。なんてこった。

CEOよ、試験より面接しなさい。


 

その他の特筆

アジア系の扱いの酷さ。

どんなことにも動じない警備員。

採用試験で企業のものを躊躇なく壊す度胸。

薬の弾丸、痕は残っちゃうのね。